妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交を行い、一定期間(一年ほど)妊娠しないものを不妊症いいます。
不妊の原因は、男性側、女性側、またはその両方に原因がある場合があります。しかし、何も原因がないこともありますので検査をおすすめいたします。
不妊症の原因を特定するために、問診、内診(子宮や卵巣の形状、圧痛の有無など)、検査(スクリーニング検査)を行います。それによって原因となる不妊因子を明らかにします。特定された不妊因子、あるいは疑われる不妊因子に対して、さらに精密検査を行います。
不妊治療は肉体的・精神的な影響が生じるため、年齢なども考慮し、相談しながら治療をすすめていきます。
当院で実施している不妊治療のための検査は以下です。
このほかにも医師が必要と判断した場合は追加で検査を行う可能性があります。
タイミング法とは医師の指示のもと、妊娠しやすい日時に性交渉を持つ方法です。人工授精とは女性の排卵のタイミングにあわせてパートナーの精子を子宮内に注入する方法です。
現在、不妊治療は一部の検査や薬剤などが保険適用となっています。治療を開始する際は、パートナー同席のもと医師のカウンセリングや問診を受けていただき、治療法を決定し治療を開始します。治療に関わるリスク・副作用はその都度説明いたします。一部市町村の補助もありますのでご相談ください。
流産や死産を繰り返し、生児を得られないことを不育症といいます。
2回連続で流産した場合、3回以上流産を繰り返す場合(習慣流産)も、不育症の一部と捉えられます。
流産、死産を防ぐために一度当院にご相談ください。